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パトリシアが選ぶお薦めの1冊 Recommended Books

別冊カトリック生活『教皇フランシスコ』教皇来日記念号の表紙

別冊カトリック生活『教皇フランシスコ』教皇来日記念号

この本が800円+税は、お買い得!と思いました。写真いっぱいだし、大まかに分かったことが多いから。興味深い話が薄い本なのに載っています。バチカンって何?って思ったことありませんか?そんなことも載っているのです。

ひとつめのテーマは〝教皇フランシスコの歩み〟です。教皇になってからとそれ以前の略歴、エピソードが書かれています。
教皇が、ドイツで出会った〝結び目を解く聖母マリア〟。今、世界中にその信心が広まっています。このご絵の意味することと、教皇が話されるご絵の意味などが書かれてあり、理解しやすいです。
教皇が、世界の人々に伝えたい思い(教皇フランシスコの言葉)というのもあり、様々なテーマについて話されています。たとえば2015年8月9日広島と長崎への原爆投下70年への言及や、2018年1月16日、1945年ジョー・オダネルによって撮影された長崎の原爆被害者の姿の写真をカードに印刷し、全世界に配布する事を希望したフランシスコが、記者団に語られた言葉などが掲載されています。
ふたつめのテーマは〝教皇とは?〟です。教皇職について、主な歴代教皇たちの簡単な解説や教皇が出てくる映画の紹介などです。知っているようで知らない、わかっていなかったことなど、興味深く読めました。
加藤一二三(ひふみん)さんのインタビューもあります。私はこの記事を楽しく、ひふみんの信仰体験を読みながら、感謝しました。現役の頃、札幌にも対局で何度もいらしたようです。北一条教会の友人が、必ずミサに来ると言っていました。インタビューを読みながらそんな事を思い出しました。(カトリック生活2020年2月号にも加藤一二三さんの記事があります。)

今回のパパ様の来日のテーマは〝すべてのいのちを守るため〟でした。多くの人々のいのちが危機にあります。もっと広い目で見ると、全ての被造物のいのちを守るためともいえます。
この本の中で、南條俊二さんは、間違っても、「スーパースターの一大イベント」で終わらせることが無いように、遠路、日本まで足を運んでくださる教皇の思いに応えることができるように、しっかり対応していくことが、私たちに求められています。と書いています。

来日からほぼ一年経ちます。この一年で世界中の人々の生活が大きく変わりました。あらためてパパ様の思い、言葉をまた味わってはいかがでしょうか?

 

 

ドン・ボスコ社 刊
800円+税

更新日:2020年10月21日


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執筆者

パトリシア

本が大好きな広報部員。夏は十勝にある広大な農地で畑仕事に精を出し、札幌と十勝を行き来しながら、晴耕雨読の日々をおくっています。
洗礼名について/パトリックの女性名。聖パトリックはシャムロック(アイルランド語でクローバーの意味)が象徴。アイルランドの守護聖人。



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