『可愛い子には旅をさせろ』
先日、子ども会の四旬節のお泊り会が開催されました。十人の子どもたちが参加してくれました。三々五々集まって、昼食をごちそうになり、雪像作り、夕食作り、○×ゲーム、四旬節の話、ゆるしの秘跡を受けて第一日目は終わり、二階の和室でのお泊りです。パジャマに着替え、歯磨きを終えて、いよいよ布団に入りました。しかし、母と離れて眠ることは寂しいことです。小学生前の幼い姉妹は、一時間ほどでスタッフに送られて自宅に戻ってぐっすりと寝たのでした。
「可愛い子には旅をさせろ」という格言があります。私たちの人生には予測できない様々なことが起こります。見えない進路をただ黙々と歩いていく私たちには、不安を抱えての旅路になります。そんな私たちにパウロは言われます。「神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」(一コリント１０・１３)と。
ですから、私たちはどんなことにも安心して生きていくことができるのです。インヌマエル（神は我々と共におられる）と呼ばれるイエス・キリストと御父である神は、いつも私たちを守り、導き、溢れかえるほどの恵みをもたらして愛してくださいます。そんな神に感謝して、共に復活祭を喜び祝いあいましょう。