『大事にしている一句』 - その中の幾つか - 司祭 近藤 光彦
1“蜂は お花の中に お花は お庭のなかに
1お庭は 土塀の中に 土塀は 町の中に
1町は 日本のなかに 日本は 世界のなかに
1世界は 神様の中に
1そうして そうして 神様は 小ちゃな蜂の中に“
11111111111111111111111111111111(金子みすずさんの詩から)
1“神は、この壮大な宇宙のどこにも閉じ込められない。
1それでいて、この宇宙のどんな小さなものの中にもいます“
11111111111111111111111111111111(とある墓碑の刻字)
1“わたしは、神を信じない。毎日、神を見ている”
11111111111111111111111111111111(昆虫学者ファーブル)
1“復活、それは毎朝の出来事です。それは、再び生きる許可です”
11111111111111111111111111111111(光を失った少女の述懐)
1111教父によると、色々の事が、来たるべき復活を示していると言う。例えば、昼と夜、夜が眠ると昼が起き上がる、収穫では、種は地に蒔かれ、分解するが、分解から復活し、多くの実を結ぶ、など。
1“誰も自分の力で墓から出てきた者はいない。
1それは、自分で自分を死から救えない、ということである“
11111111111111111111111111111111(ルカ聖福音書解説から)
1“人は、もと無! 自分で自分を今の一生に呼び出せない! そこに創造主の力を感じよ”
大事にしたい一句に出合うと、豊かになるものです。