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パトリシアが選ぶお薦めの1冊 Recommended Books

詞華集「日だまりに」

この本は「こころ」「“わたし”さがし」「いのち」「夢」「祈り」の5つの章からなっています。あとがきにありますが、シスターたちを始め多くの方々の祈りと助けがあってできた本です。シスターたちによって選ばれた「詩」が、心に響きます。そして、聖書のみことばに力をもらいます。

聞いたこと、読んだことのあるもの、もちろん初めて出会う言葉もありますが、誰もが口ずさんだことのある歌(ある年齢以上の方でしょうが)、「あの鐘を鳴らすのはあなた」があります。音楽なしで、文字をひとつずつ、フレーズを一区切りずつ味わってみるとまた、違う輝きを放ちます。

私パトリシアが病気になった時に、どなたかが贈って下さった晴佐久神父様の「病気になったら」もありました。この詩に勇気づけられ、慰められた方はたくさんいらっしゃるでしょう。まだ読まれていない方、ぜひお読みください!

そして、病気という現実を受け入れ次のステップに進んだときに、河野進さんの「病まなければ」が、深く心の中に入っていくのではないでしょうか。この詩の一部ですが

 

病まなければ ささげ得ない祈りがある

病まなければ 聞き得ないみことばがある

おお 病まなければ わたしは人間でさえもあり得ない

 

この詩は苦しみの中にあって、心の中から搾り出されたもの。そして光を見出していき、たどり着く真実が書かれていると思います。病気にならなければわからない恵みがあります。

「夢」の章に、「少年院から旅立つ若者たちの詩」がいくつかあります。どの詩も心を揺さぶられます。それは少年たちの心の声だから・・・・。せつなくなります。

私がぜひお伝えしたいと思った詩は、ケルト人の祝福の詩「旅路を」です。

 

旅するあなたの道が

神さまにつながっていますように

-中略―

神さまといっしょに

旅をつづけていけますように

今も、これからも

 

この詩を真駒内教会のホームページをご覧になっている方々に贈ります。

 

 

 

女子パウロ会 編/女子パウロ会 刊/1000円+税

更新日:2016年6月7日


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執筆者

パトリシア

本が大好きな広報部員。夏は十勝にある広大な農地で畑仕事に精を出し、札幌と十勝を行き来しながら、晴耕雨読の日々をおくっています。
洗礼名について/パトリックの女性名。聖パトリックはシャムロック(アイルランド語でクローバーの意味)が象徴。アイルランドの守護聖人。



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